大森先生指導方針 大森先生指導方針

「やらされている部活」ではなくて「やりたくなる部活」

スポーツの強豪高校といえば、スポーツ特待生や長身の海外留学生がチームに加わっていることが多いですが、近大附属高校バスケ部は、2016年入学の生徒から、いわゆる特待生がいません。 それでも、強豪ひしめく大阪で常にトップクラスの成績を残し続けています。 強さの理由を、顧問・コーチの大森 健史先生にお聞きしました。
大森先生の指導コンセプトは「やらされている部活ではなく、やりたくなる部活」というもの、近高バスケ部の生徒を実際に見ていても、楽しみながら部活動をやっている。という印象を強く受けます。 現在、大森先生の指導方針は注目を集めており、各地で講演会を依頼されることが多くなっています。その内容は、今までのスポーツ強豪校では考えられないような型破りな内容になっています。

「日曜はオフ」「練習時間は2時間程度」「いつでも休みをとれる」

強豪校といえば、遅くまで練習があり、朝練もある。内容もきつくて「根性!努力!」といったイメージがありますが、近大附属高校バスケ部はまったく違います。近高バスケ部には「日曜日はオフ」「練習時間は2時間程度」「いつでも休みをとれる」というルールがあり、練習時間は短く練習量が圧倒的に少なくなっています。
なぜ、そんなに少ない練習量なんですか?もっと練習したほうがいいのでは?と質問したところ、練習時間を短くすることで「限られた時間でどのように練習すればいいのか?」と生徒が自分で考えて練習するようになる。ということです。何も考えずに、やらされているだけの練習と、自主的に考えてからの練習では、後者が圧倒的に伸びるということです。

バスケ以外も充実することで強くなる」

練習時間を短くするもう一つの理由は、空いた時間で部活以外のことに時間を使えるということです。近高バスケ部は「文武両道」をコンセプトに掲げているので、空いた時間で勉強することも、もちろんできます。「友達との遊ぶ時間」や「家族と過ごす時間」にも使うこともできます。この「部活以外のことを充実させる」ということが部活に集中できる環境に繋がっていると大森先生は言います。

大森先生の話を聞いていると、生徒の将来のことを考えていることを強く感じます。日本でもプロバスケットが盛り上がってきていますが、職業としてはまだまだ確立されていない現状があります。もちろんケガでバスケットができなくなる可能性もあります。高校を出て大学や社会に出ても、近高バスケ部での経験や時間の使い方、物事のとらえ方が活かせるように、今後も指導していきたい。と話してくれました。